ソウル競馬場へは地下鉄4号線で行けます。

ソウル駅や明洞から乗換なしで約25分です。

最寄駅は競馬公園駅（Seoul Racecourse Park）。

駅ナンバリングは「436」ですが、電車内の案内表示で駅ナンバーが表示されることもないため、あまり意味ない情報という感じです。

なお、地下鉄に乗るには、日本のSuicaやPASMOに相当する電子マネー「T-money」を使うと便利です。

切符というものは存在せず、T-moneyを持ってない場合でも、自動券売機で1回用のカードを購入する必要があるため、ソウルに行ったらT-moneyを購入することをおススメします。

仁川空港や金浦空港へ移動する際の空港鉄道でも利用できますし、ソウル競馬場へも入場券を別途購入する必要なく、そのままT-moneyで入ることができます。

駅から地上へ上がると、すぐ目の前にソウル競馬場へ続く通路があるのでそこを進みます。

しばらく進むと入場門が見えてきます。

途中、競馬新聞を販売するブースもあるので購入。

種類は豊富で、どれを買っていいか悩みましたが、1番売れてそうな「ACE」を買ってみることに。1,000ウォン（約100円）。

まぁ、どれを買ってもハングルなので読めないのですが…

ちなみに左下がコリアスプリントの馬柱。
グレイスフルリープは馬番7です。
本紙本命は14番パワーブレード。

また、右下がコリアカップの馬柱。
クリソライトは馬番10、ロンドンタウンは馬番11です。
本紙本命は6番トリプルナイン。

門を抜けると目の前にあるスタンドが「ハッピーヴィレ（Happy Ville）」です。

※日本語ガイドには「ハッピービル」と書かれてあったのですが、ハッピーヴィレの方が正しいと思うのでそう記載します。

そして左手にはパドック。

海外では一般的な装鞍所併設タイプです。

また、観覧スペースには椅子も設置されていました。

さらに、パドックの裏手には滝もありました！

なお、ソウル競馬場には外国人向けのラウンジ席「チャンピオンズスイート」があり、ラッキーヴィレで受付されています。

パスポートを提示すれば10,000ウォン（約1000円）で利用できるようです。

次回、ソウル競馬場に来る機会があれば利用してみたいなぁとも思いますが、今日ですらスタンド一般席は普通に座れる程度の混雑具合だったし…

そして、ひとまずスタンドを抜けて馬場側へ。

馬場側にはベンチが多く並べられています。

日本ではＧⅠともなれば立ち客でいっぱいになるのであり得ないですが。

馬場側から見たスタンドの外観。

コースは左回りで、1コーナー寄りのハッピーヴィレは屋外席、4コーナー寄りのラッキーヴィレはガラス張りになっていました。

東京競馬場のフジビュースタンドとメモリアルスタンドと同じスタイル。

コースはダート左回りで1周1600m。

走路が3本あったので、内2本は調教コースかなと思っていましたが、2周する距離の場合、真ん中のコースにゲートが設置され、4コーナーで外回りのコースに変わるという使い方をしているようです。

日本だと障害戦で、4コーナーから最後の直線でコースを変えるのと同じイメージ。

ということで、1800mのコリアカップは内回りからのスタートとなります。

そして栄光のゴール板。

装飾等はなく、かなり質素。

1コーナー付近には脱鞍所があります。

また、手前に見える赤い馬蹄形のオブジェが、勝利騎手インタビューが行われる場所。

数時間後、この場所に2人の日本人騎手が立つことになるわけで…

場内をひと通り見た後、馬券を買ってみることに。

馬券の購入は日本と同じくマークカード方式。
式別は単勝、複勝、馬連、馬単、ワイド、3連複の6種類で、100ウォン（約10円）単位で購入できますが、上限は10万ウォン（約1万円）です。

インフォメーションに日本語ガイドがあるので、それを見ればマークカードの記入方法もわかるかと思います。

馬券はレシートタイプです。

ちなみに右画像は、ソウル8Rの馬連10-11を10,000ウォン買ったもの。

そして、やっぱり気になるのは競馬場グルメ。

競馬場グルメは、その国の食文化が色濃く反映されるので、世界中どこの競馬場へ行っても非常に楽しみ！

ソウル競馬場には多くの食堂があるので、食事に困ることはありません。

まずはラッキーヴィレにある食堂をいくつか。

〔右上〕MY del PLACE
〔右下〕チェイウェイ
〔左下〕田舎屋

さらにこちらはハッピーヴィレの食堂。

〔右上〕delacourt
〔右下〕Snapsnack
〔左下〕S.TABLE

当然ですが、基本的に韓国料理の店が多いのですが、店の入口に掲げられているメニューは全てハングルなので、どんな料理を提供している店なのかよくわからず…

よくわからないながらも、ハッピーヴィレにある「上海」という店でメシ。

「ジャージャー麺」5,000ウォン（約500円）と「エビチャーハン大盛り」7,000ウォン（約700円）を注文。
付け合わせのキムチは取り放題！

ジャージャー麺好きなのですが、う～ん、ちょっとイマイチ。

また、エビチャーハンにもジャージャー麺と同じあんかけが。

この餡が自分の口にはあまり合わなかった…

正門のすぐ横にはギフトショップもありました。

けど、ターフィーショップみたいに競馬グッズが売っているのではなく、馬がデザインされたアクセサリー、帽子、フィギアなどが売っているのみ。

ソウル競馬場に行った記念といったものはありませんでした。

ちょっとガッカリ。

そうこうしているうちに迎えた7Rが、韓G1 コリアスプリント。ダート1200m。

日本からはグレイスフルリープが参戦。鞍上は武豊騎手。

レースでは中団を追走し、3コーナーあたりから2番手に進出。
そして、直線で早め先頭に立つと、そのまま押し切って先頭ゴール！

韓国競馬初騎乗で勝つあたり、さすが世界の武豊という感じ。

ゴールドアリュール産駒の牡7で、2016年サマーチャンピオン以来の重賞2勝目。

続く8Rが韓G1 コリアカップ。ダート1800m。

昨年の優勝馬クリソライトが武豊騎手、ロンドンタウンが岩田康誠騎手。

去年、このレースを圧勝したクリソライトに、コリアスプリントを勝ったばかりの武豊騎手が乗るので、圧倒的な1番人気に。

11頭立てで、枠順はクリソライトが10番、ロンドンタウンが11番と大外に2頭が並ぶかたちになりましたが、スタートするとロンドンタウンが先頭に立ち、2番手にクリソライトという展開。
そのまま3番手以下とは次元が異なる競馬となり、直線でロンドンタウンがクリソライトを突き離して優勝！

ロンドンタウンははカネヒキリ産駒の牡4で、今年の佐賀記念、エルムSに続く重賞3勝目。

日本馬が2連勝という最高の結果となりました！！

そして夜、今度は仏国シャンティイ競馬場で、凱旋門賞の前哨戦となるＧⅡフォワ賞が行われ、日本からサトノダイヤモンド、サトノノブレスが出走しました。

韓国遠征馬の勢いに乗って欲しかったが、結果は6頭立ての4着と6着。

本番までに立て直せるのか？